
完成したイラスト、なんかパッとしないんだよなぁ……。
って思ったことありませんか?
せっかく完成したイラストでも、どこか統一感がなかったり、雰囲気が固かったり……。
そんな時の為に、イラストを”それっぽく”見せるための方法をご紹介させていただきます!
簡単に出来ますので、ぜひ実践してみてください!
【イラストの雰囲気を出す方法】
今回使用するのはこちらのイラスト。👇


雰囲気が固い感じがするな……。
透明感がなく、線画の黒い線も目立ちます。
ますは線画から修正していきましょう。
「線画の色を変える」
線画の色を変更することで、線画を馴染ませていきます。
顔周りから馴染ませていきましょう。
黒丸に囲まれた部分の線画の色を、肌色より少し濃い色に変えていきます。

線画レイヤーの上に新規レイヤーを作成し、クリッピング。

👆赤丸で囲まれた部分、「下のレイヤーでクリッピング」をクリックすることで、クリッピングできます。
クリッピングとは?
「下のレイヤーでクリッピング」を選択することで、下のレイヤー(参照するレイヤー)からはみ出さずに着色を行うことができます。
クリッピングしたレイヤーを作成することで線画からはみ出さずに着色を行うことができるようになったので、水彩ブラシを使用し肌より少し濃い色で着色していきます。

線画が肌の色に馴染みましたね。
この調子で、髪、服の線画の色を馴染ませていきます。


線画がだいぶ馴染んだね!
「肌色を乗せる」
肌色を乗せて、イラスト全体の色を柔らかくしていきます。

各パーツ(髪、服)レイヤーの上に新規レイヤーを作成しクリッピング後、肌の色をスポイトで拾い、エアブラシ(柔らか)で乗せていきます。

各パーツに肌色を乗せたことで、イラスト全体の雰囲気が柔らかくなりましたね。
「瞳に透明感を出す」
今のままだと少しだけ暗いので、瞳に透明感を出していきましょう。
「レイヤー」→「レイヤーを複製」をクリックし、瞳フォルダーを複製します。

瞳フォルダーが複製され、フォルダーの数が2つに増えました。
次に複製した2つ目のフォルダーの合成レイヤーを、覆い焼き(発光)に変更します。


瞳に透明感が出ましたが、このままだと明るすぎるので、不透明度を100%から60%に変更します。


程よい透明感・明るさになりました。
「明るさ・カラーバランスをいじる」
明るさ・カラーバランスを調整してイラスト全体に統一感を出します。
「ファイル」→「複製を保存」→「.png(PNG)」をクリックすることで、全てのレイヤーを統合したイラストを保存することができます。。
次に「ファイル」→「開く」から、レイヤーを統合したイラストを開きます。

レイヤーが統合され、レイヤーの数が1つだけになっていますね。
それでは次に、明るさを調整します。
「編集」→「色調補正」→「明るさ・コントラスト」の順にクリック。
「明るさ」の部分のみ+6 に変更し、イラストを少しだけ明るくします。

最後にカラーバランスを調整します。
「編集」→「色調補正」→「カラーバランス」の順にクリック。
カラーレベルを「14」「0」「7」に変更することで、色味をレッド、ブルー寄りに調整します。

これでイラストは完成です!
【最後に】
↓ before

↓ after


だいぶ透明感が出たね!
いかがでしょうか?
簡単にイラストをそれっぽく加工することができました。
皆さんもぜひ実践してみてください!

お疲れ様でした!
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